仕事をしていると、何か新しいアイデアや、
新しいことを始めたいと思っても、成功するはずだ!という
プラスの気持ちよりも、失敗したらどうしよう…と
考えてしまって、なかなか行動に踏み出せない…
なんてことはありませんか?
なかなか新しいことにチャレンジできなかったり、他の人の目を
気にしてばかりだと、当然ながら何も行動しないので
得られるものはありません。
ですが、この失敗に対する恐怖は本来誰にでもあるものですし、
今まで育ってきた環境で作り上げられた性格の部分も大きく関係してくるものです。
ですので今回の記事では、仕事に対する失敗の捉え方や、失敗したくない本当の
理由を知って、その失敗を克服する方法をを学んでもらえればなと思っています。
1、失敗すると恥ずかしい?
もちろん僕にもありますが、多くの人は、上手くいくかもしれないという
可能性よりも、失敗したらどうしよう…という考えの方が感情的に大きいはずです。
ですが、その根底にある失敗したくないという気持ちは、
失敗したら恥ずかしいという気持ちではないでしょうか?
失敗することで、周りからの目が気になってしまい、もしバカにされたり、
嫌われてしまったらどうしよう…という感情に襲われてしまいますよね。
ですが、他人に何か思われても気にしなさすぎるタイプの人や、
恥ずかしいといった気持ちがない人の場合、一般的に考えると
おかしいと思うような行動でも、平気でやってしまいます。
内容によっては、軽蔑されたりしてしまうため、
羞恥心がありすぎてもなさすぎても問題である
ということなんです。(笑)
よくある例で言うと、インターネットの普及によって、
SNS上でおバカなユーザーが動画配信、ライブ配信をしたり、
画像をアップしたり、注目を浴びる為や、
広告収入を得るために過激なことをやってしまう人なんかはこういう
痛い例の典型です。
冷静になって考えてみるとおかしいことだとわかっていても、
見てくれている人の期待にこたえるために、どんどん過激なことを
やってしまうわけです。
2、なかなか行動できない臆病者のためのマインドセット
ここまでの話をふまえれば、やっぱりはみだしてしまうような
行動は避けておいた方が無難なんじゃ…
と思ってしまう人もいるかもしれません。
ですが、ビジネスや経営者は、競合との差別化の観点から見ても、
それだけではいけません。
ではどうすればいいのか?ということになりますが、
これは、恥ずかしいと思う対象を変えないといけないといけません。
多くの人は、相手との意見の相違があったり、批判された時に、
自分の人格を否定された気持ちになってしまいます。
その結果、気分が落ち込みすごく嫌な気持ちになってしまったり、
相手に言い返したり、更には怒りの感情で相手を
攻撃してしまう人もいますよね。
ですが、これからはこういった自分を批判していると
思うのではなく、自分のスキル、技術に対して、
相手からフィードバックを受けていると
感じることができれば、考え方も変わって
以前より行動がしやすくなるでしょう。
専門スキルを学べる専門学校なんかで考えてみても、料理人や、
美容師さんなどの技術、スキルがもろに必要な職種でも同じように、
最初は誰も上手くやることができるわけないんですよね。
ほかの分野で考えてみたら納得できることでも、自分の事になると
同じように考えることができないために、
・恥ずかしい
・何か言われるのが嫌
・嫌われたらどうしよう
という、間違った思い込みで行動ができないのはもったいないので、
これからはスキルに関するフィードバックだと考えて自分の
行動範囲を広げていくといいかもしれません。
3、仕事を他人に馬鹿にされるんじゃないか…
もしあなたが経営者だった場合も同様に、新しい事をすると
同業からバカにされるかも…などと思ったりしていませんか?
ですが、過去に実際に聞いた話だと、バカにされるどころが真逆の
反応だということがわかりました。
特に日本の場合、なれあい、横並びの文化がありますし、出る杭が中途半端だと
打たれてしまいます。そのため、失敗してくれたらしてくれたで、
実際は安心している人もいるぐらいなんですよね。
身近で聞いた話でも、お正月だったり盆休みは、コミュニテイ、
労働組合に入ってるとみんな一律で休みを取らないといけない
みたいですし、何日から何日まで休んで下さいとかといったルールがあるんだとか。
(ちなみにこの知り合いは、この話を聞いて組合を辞めていました。)
これらの事を考えれば、あなたがうまくいっていない内は、
批判されることが少なく、逆にうまくいった時の方が
妬みなどで批判されることが多くなることが予想できますよね。
4、もしあなたが社員の場合には…
大前提として、人を小バカにするような人の場合、それは
あなただけではなく、誰にでもそういった行動をする素質の人です。
その他人に対する意見をいい意味で捉えるといじりと言う
場合もありますが、そうじゃない人の場合、もともと
他人に対して嫉妬しやすい人であったり、相手の表面しか
見ないで批判をしてくる相手は気にしないのが一番です。
5、仕事ができないレッテルを貼られてしまうのでは…
1回の仕事の結果、成果だけでその人のスキルや成績を判断するような
会社の場合、そもそもそういった社風の職場にいるのは
精神衛生上問題ですので、1つの選択肢として転職も考えられますが…
個人単位で責任を1回1回おしつけるような社風の職場にいると、
中々チャレンジしようという気になりませんよね。
信用を失ってしまうかも…と考えてしまのも理解はできますが、
かといって、逆に最初の期待値が高い方が後に引けないとは思いませんか?
最初はうまくいかない人の方が、後々の成長の伸びしろも含めて、
長期的な成長を見てもらうことができるので、最初から期待値の高い状態と
比べると楽です。
つまり、失敗しないでおこうという考えは捨てるべきだということですね。
6、失敗?しまくってきた偉人たち
失敗について、過去の偉人を知ってもらうために、少し紹介
していきたいと思います。
・アインシュタイン
ノーベル賞を受賞しているアインシュタインさんは、4歳まで
言葉を話せず、学校でも先生に知能が低いこと言われ、劣等生と呼ばれる存在でした。
そんな人が、現在は20世紀最大の天才と言われていますよね。
・発明家のエジソン
エジソンの有名な話ですが、彼は電気を発明するまで、
一説によると1000回以上、また多くのサイトでは1万回もの
失敗をしたと書いている人もいます。
ですが、彼はそうした失敗を失敗と決めつけずに発明ができるまでの過程だと
定義したことで、現在では発明王として広く知れ渡っています。
・マイケル・ジョーダン
スポーツだと、バスケットボールのマイケルジョーダンは、
高校の時はさほど目立った選手ではなく、チームのメンバーから
外され補欠でした。
そんな彼が今ではバスケットボール界の神様と呼ばれています 。
・ウォルト・ディズニー
ディズニーランドを作ったウォルトディズニーはそれを作るまでに
7回も破産している事実があります。
ですが、彼が作った最大のエンターテイメント
ディズニーランドは今でも世界中で長く愛され続けていますよね。
・カーネル・サンダース
ケンタッキーで有名なカーネルサンダースさんは、65歳で起業して、
ケンタッキーフライドチキンを立ち上げるまで1000回以上断られ続けたようです。
それが今では…もう言う必要はありませんよね?笑
多くの人に影響を与えてきた偉人だけを取り上げてみましたが、
どんなにすごい人でも、最初はまわりから認められていなくて
苦しい時期があります。
世間や周りからバカにされ続けていた過去があります。
ですが、周りからの批判、心無い言葉に耐えた結果、
広く知られているという事実に、失敗に対する考え方を変える
必要があると感じませんか?
7、失敗を恐れるデメリット
失敗を恐れることによるデメリットとしては、経験値や、
実践知という事実を知ることが出来ないという欠点があります。
なにをしても100点の状態は存在せず、うまくいくのかどうかは、
やってみないと分からないですよね。
学生時代であれば、テストの満点があっても、社会に出てみると
テストのように満足できる状態は、会社、人によっても異なります。
実際に、アイディアというのは試してみてはじめて価値があるものですし、
想定していた通りにならないことは、これまで生きてきてもいくつも
経験していますよね。
予測は予測でしかないわけなので、ピタッと結果を当てられる人間は
この世に一人もいないわけです。
ですから、失敗を恐れてなにもしない方が、経験値がいつまでたってもたまらず、
時間を無駄にするという損失が大きいわけです。
やっておけばよかったと思わないためにも、
失敗と思わない思考や意識は必要です 。
8、克服する方法
8ー1、失敗の定義を変えてみる。
短期的な視点で見れば、予想とは違う結果が出るかもしれません。
ですが、長期的に見てゴール、目標に確実に向かっているかどうかを
見ていくことで、長期的な目線で時間や、経験値を積んでみるという
考え方をしてみましょう。
8ー2、過程を重視してみる。
結果はどれだけ頑張ってもコントロールすることができません。
ですが、今、自分の行動はコントロールすることができます。
なので100点を取ろうと思ったとしても、当日お腹が痛くて
勉強した成果をうまく出せない場合もありますよね。
たった1人しか受賞できないモデル、タレントのコンテスト
なんかもよくありますよが、受賞した人以外が努力していなかったかというと
そうではありませんよね?
最終的に自分がコントロールできないことを意識するのではなく、
そこに至るまで、自分がゴールに向かって取り組んできた行動、
アクションプランを忠実に実行していくのが良いと思います。
8ー3、行動を細かくクリアしていく。
1つ1つクリアして登っていくという考え方をイメージしてみる
ということです。
目標までの過程を細かく細分化して、それを細かく細かく
ステップ化することで、1つ1つクリアしていくという考え方です。
これを実行していくことで、小さく小さく成功体験を積むことが
出来るため、自分のセルフイメージが上がるきっかけにもなるわけです。
まとめ
この記事を読んで、失敗に対する考え方が変えられたと
思ってもらえれば、とても嬉しいです。
目に触れる数が増えれば増えるほど、他から批判される対象も
多くなるので、そういった周りからのメッセージに影響されないような
考え方、価値観を持つことも大事になってきます。
ですので、ぜひそういった失敗に対する考え方を変える努力を
少しずつしてもらえればなと思います。