先日腹を抱えて笑った話です。
僕は普段、だらけてしまうのを防ぐために、あまりテレビを
見ないようにしているんですけれど、唯一、視聴率のあるバラエティ番組などは、
勉強の意味も兼ねて見たりしています。
特に、高視聴率を取れている番組はとても勉強になる事がたくさんありますし、
実際にこうやって記事のネタになるほど面白いことがたくさんあります。
世界の果てまでイッテQの話
そのなかでも特に僕がオススメしたいのは、日曜日のゴールデンタイムに、
日本テレビで放送されている、【世界の果てまでイッテQ】という番組です。
この番組は、他局の同じ時間体の番組と比べても高視聴率を獲得しているみたいで、
主にお笑い芸人さんが毎週毎週違った企画をやっていることもあり、飽きずに楽しんで
見ることが出来るコンテンツです。
名物企画:はじめてのおつかい出川イングリッシュ
その中でも僕が1番好きなのが、芸人の出川哲朗さんが海外にいって、
英語に関するお題に答えていくという企画です。
英語のできない人間でも、番組内で出題されたミッションを外国人に
英語で質問しながらクリアすることができるのか?
を検証する、出川哲朗のはじめてのおつかいというコーナーがとっても面白いんです。
出川さんはもう全くと言っていいほど、英語が出来ないですし、なんなら
中学生レベルの英語も危ういくらいな感じです(笑)
(誤解のないように言っておきますが、出川さんをめちゃくちゃ好きですし、
めちゃくちゃ面白いと思っています。)
片言の英単語を話しながら、与えられたミッションを
成功させていくわけなんですけれども、僕が今回この記事に
したかった内容というのは、このコーナーの中である一つの
出来事があったからでした。
不思議な出来事
この会では、英語ができる帰国子女で、タレントの河北麻友子さんも同行していました。
コーナーの最中に、制限時間内、確か3分以内だったと思うんですけれど、
近くにいる外国人に英語で質問をして、番組スタッフから出たお題の
答えを聞くと言うシーンがあったんです。
出川さんは通常と同じように、拙い片言の英単語を使って、
近くにいる外国人に話しかけながら、番組から出ているお題の質問を
投げかけて答えを聞くことが出来たんですけど、英語ができる河北さんは
なぜか制限時間内に答えてもらうことができませんでした。
珍現象?
帰国子女なので、英語がペラペラです。その前提の中で流暢な英語を使って、
周りにいる外国人に話しかけました。
通常の感覚であれば、うまく出来て当然と思いますよね?
ですが、明らかに出川さんの時の反応と違う反応が待っていました。
知らないめちゃくちゃな英単語を使って話をしようとしている時よりも、
とても冷たい対応だったのです。
ペラペラに話せても断られる?
うまく話せているのに、なぜか出川さんの時よりも質問に
答えてくれなかったり、出川さんの時よりも流暢な英語を
話せているにもかかわらず、とても親切に見えない対応をされてしまっていたんです。
一方で、出川さんは制限時間3分以内でも、わからない英単語を
使ってうまく答えを引き出すことができた…
ここに、成功する営業マンとの共通点を僕は見つけることが出来ました。
共通点その1、図々しさ
英語が話せない、分からない出川さんは、誰彼構わずグイグイと、
自分が聞きたいことを、頭の中にある言葉だけで相手に伝えたり、説明しようとしていました。
そこには流暢な英語はありません。ですが、ジェスチャーと質問を連想できる短い単語で
相手に必死に伝えようとしたのです。
相手に聞いて断られるかどうかを考える前に、まずは聞いてみるという、
ある種の図々しさを持ち合わせているため 、断られる前提です。
ですが、それがあることで、多くの人から少しずつ目的地にたどり
着くためのヒントを得ることができました。
僕が知っている限りでも、経験上でも、売れている営業マンの
人達は、良くも悪くも全員が図々しいように思います。
と言うよりも、常日頃から何か相手にものを伝えるための
訓練が基本的に出来ているため、相手の懐に入るタイミングで
あったり、距離感をつかむのがとても上手いように思います。
今回の場合でも、外国人に躊躇なく声をかけられることは、
1つのスキルであると僕は思います。
英語が話せない人間でも、相手に意思表示をするために、
まずは聞くということは、とても重要なことではないでしょうか。
共通点その2、何を言いたいのか相手に伝わっている
英語を話せないにしても、自分の頭の中にあるイメージであったり、
自分が知っている単語から、相手が何を伝えたいのかわかるレベルまで
熱心に伝えることで、相手が勝手に、この人は何を言いたいのか想像してくれていた、
というのも、とても気づきがありました。
英単語としては成立をしていない言葉があったり(笑)、めちゃくちゃな
言葉を発したり、外国人は、?マークいっぱいなわけなんですが、
徐々に徐々にこの人が何を言いたいのか?この人はどこに行きたいのか?
何を知りたいのか?を感じ取ってくれる。
この点が、相手に言葉を伝える上でとても重要だと感じました。
多くの人は、最初からうまく話そう、相手に伝えようとしてしまい、
それが出来ないと思っているうちは、行動に移すことが出来ていないように感じます。
ですが、出川さんの番組内での英語力を見ていると、本当に
中学生レベルの英単語でも、十分海外でなんとかなることが
証明できています。
よく、本だけ読んで何も行動に起こしていなかったり、
仕事関係でいえば、セミナーや講習会研修にばかり参加して、
全く生かすことが出来ていない人は、知識を入れることを
目的に参加しています。
ですが、今回の様に話すことが目的であれば、目的を達成できれば
良いわけですから、うまく喋ると言うのは二の次です。
下手くそだからと言って、相手に何かを伝えられないかもしれない…
というのは単なる思い込みなんだと思います。
そう考えれば、まだ相手に伝えられるレベルの知識がないからといって、行動に
起こさないというのはとても損していることがわかりますよね?
上手く話すことよりも、何をどれだけ一生懸命話すかの方が
重要なんじゃないでしょうか?
共通点その3、聞き返す
コミュニケーションを英語で行う上で大事だなと改めて感じたのは、
分からないことを再度相手に質問するということです。
自分が聞きたいことを聞いて、相手に伝えた上で、相手に何を
聞きたいのかを伝える上で重要なのが、この聞き返すということだと思います。
今回の番組内でも、出川さんは自分が何度も理解できるまで、
ゆっくりもう1回同じことを言ってもらえるようお願いしていましたし、
もう1回教えてくれとか、わからない部分を何度も何度も聞いていました。
外国の人は、出川さんにはとても親切でした(笑)
人に何かをプレゼンしたり、何か商品の提案をする際でも、提案内容を
しっかり伝えて、そのまま何も言われずにストレートに商品を購入してもらうことは、
なかなか少ないのではないでしょうか。
例えば商談の場で考えてみても、当然の様に、相手から商品を
買わない理由が出てくるはずです。
そんな時、あなたはお客さんに買わない理由を
聞き返すことはできていますか?
なぜ買ってくれないのか聞き返すことは出来ていますか?
売れる営業マンは、相手に質問するテクニックも一流です。
なぜなら、相手がなぜ買わないのか自分の口から話してもらって、それを
何度か繰り返すことで、買わない理由をなくしていきさえすれば、最終的には
買わない理由がなくなることを知っているからです。
これを聞いてあなたは、失敗しないセールスをするために
何を実践していきますか?
まとめ
今回の番組を見ていて感じたことは、
ビビっていても何も始まらないということ。
下手くそな言葉でも、相手に伝えることが出来ればいいから、
とにかくまずはやってみればいいんだ!の考え方で、そうやって
少しずつ実践していくことで、最終的に自分が望む結果を手にすることが
出来るのだと思います。
これからも、出川さんの英語を楽しみたいと思いました!(笑)